Q1 |
スレーブってなんですか? |
カメラ内蔵フラッシュ(ストロボ)や、シンクロ接続された外部ストロボの発光を内蔵の光センサーで受けて同調して発光する機能(ストロボ)です。
光を受けてからスレーブが発光するまでのタイムラグは10〜20μ秒で通常のシャッタースピードよりはるかに短いのでタイミングが遅れるということはありません。
|
Q2 |
スレーブは何に使うんですか? |
主に人物写真でのバックに写る影を消す為(いわゆる影消し)や、トップやサイド等からのアクセントライトとして、又は集合写真の補助光として使われます。
コンパクトカメラやデジタルカメラなど、ホットシューホットシューや外部接点をもたないカメラの内蔵フラッシュの増灯にも使われます。
又は、フレーム内に置き、光る玉等の演出小道具として使われる方もいらっしゃいます。
特に配線不要なので手軽に扱え、又コードなどが撮影の邪魔になる時に重宝されます。
|
Q3 |
ガイドナンバーってなんですか? |
ガイドナンバー=絞り値×距離(m)
最適露出を表す数値です。
数が大きければ光量は強く、数が少なければ光量は弱くなります。
数値の関係は以下の通りです。
ガイドナンバー10の時は
絞り2なら5m(2×5=10)で最適露出となります。
絞り4なら2.5m(4×2.5m)が最適露出となります。
ガイドナンバー20の時は
絞り2なら10m(2×10=20)
絞り5.6なら約3.6m(5.6×3.6=約20)
|
Q4 |
フィルム感度とガイドナンバーの関係は? |
例:
ガイドナンバー10(ISO・100)
この場合はフィルム感度がISO・100の時、ガイドナンバーは10です。
このストロボをISO・200のフィルムで使う時は、
10×1.4=14
ガイドナンバーは14として計算してください。
ISO・400の時は
10×2=20
ガイドナンバーは20として計算してください。
フィルム感度の数値が2倍になる毎にガイドナンバーは√2倍となります。
ISO・200での計算に出てきた1.4という数値は√2の事を表しています。
|
Q5 |
同じようなスペックに見えるのにガイドナンバーがものすごく違うものがあるけどあれはなんですか? |
海外ではm(メートル)よりf(フィート)が一般的な地域があります。
この場合ガイドナンバーもフィートに合わせて表示している場合があります。この場合のガイドナンバーは約3倍の数値となっており、ハンディサイズのストロボが平気でガイドナンバー90などと表記されていて、それじゃスタジオ用大型ストロボ並みじゃん!なんてものがあります。
ガイドナンバー表記のところをよく見ると”ISO・100ft”などなっていますので、間違えてお買い求めのない様お気をつけ下さい。 |
Q6 |
W・sとガイドナンバーこれって何?関係あるの?ないの? |
W・sは出力エネルギーです。主にスタジオ撮影用の中・大型フラッシュに表記されています。
スタジオ等での撮影の場合、フラッシュを直接被写体にあてることはありません。バウンスして使ったりするので、ガイドナンバーを表記してもあまり有効でない為、大元のエネルギーがどのくらいかを把握できた方が検討しやすい為、W・sで表示されています。
W・sはストロボ回路が出力するエネルギーですが、放射されるエネルギー全てが利用される訳ではありません。反射鏡の性能などその他の要素が絡む為、ガイドナンバーとの関係式はありません。又、電球などのWとも単位は違いますのでご注意を。 |